警備会社に勤める大沢光博は、両親を事故でなくした後、唯一の肉親である妹・由紀子を守り育ててきた。 その由紀子は、生活安全課の刑事である佐々木俊二の元へ嫁ぎ、幸せになるはずであった。 しかし、初めての妊娠で、無脳児を出産した由紀子は、精神を冒されてしまっていた。 生きる希望もなく、ただ機械人形のように毎日を暮らす大沢に、ある事件が降りかかる。 R>