出口はどこだ

 三ヶ尻昭夫は、市民病院の外科医長を務めるエリート医師。妻の聡子は、開業医の娘で、三ヶ尻は将来義父の病院を継ぐことになっている。聡子とは、仲の良さでは定評があったが、子どもはいなかった。
 しかし、三ヶ尻は外科病棟のナース、高山小夜子と不倫関係にあった。
 その不倫関係が、義父の知るところとなり、別れ話をすると、小夜子に妊娠を告げられる。
 地位も名誉も捨てたくない三ヶ尻は、小夜子に子どもを堕ろすように告げ、夜の町へと飛び出していった。
 泥酔した三ヶ尻は、娼婦のような格好をした若い女に声をかけられて・・・・
 
 
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第一章 外科医・三ヶ尻昭夫
第二章 不倫
第三章 不倫の発覚
第四章 変身
第五章 運命の日を待って
第六章 リスタート
第七章 子どもが欲しい
第八章 絶望
第九章 出口を求めて
第十章 また間違えた
第十一章 最後の夜が明けて
第十二章 秘密
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